2005年02月

2005年02月26日

京都議定書のグラフ

僕は新聞記者の団藤保晴氏が発行しているメールマガジン
を読んでいます。科学系、環境系の記事が多いのですが、最新号は京都議定書についてだした。
 
団藤氏の分析にも説得力があり、面白いのですが、何よりニューヨークタイムズのKYOTOグラフというやつのインパクトがすごいです。
 
京都議定書にアメリカが批准しないことは知っていましたが、単に知識として持っていることと、グラフを見たときの衝撃は質が違います。
 
おまけに、中国、インド、ブラジルには規制がかからないとすると、グラフで見た限りでは、これだけで、全排出量の半分近くになりそうです。
 
二酸化炭素による地球温暖化問題は、科学の問題ではなく、政治の問題であることが、このグラフからよく分かります。
 
結局は、石油に蓄えられた化学エネルギーを解放して得られる大量のエネルギーを消費して回っている現在のシステムを変えない限り、どうにもならないのではないかと思います。
 
こう考えれば、温暖化問題は、政治の問題を超え、パラダイムの問題に行き着きます。
 
今回は、1枚のグラフから、とても考えさせられました。
 
 


勉強法の部屋

僕のもう一つのブログ【田原の物理】の中の記事でも書きましたが、僕は、Web上で受験情報や、学習法などが簡単に手に入る状況は、とても好ましく思っています。
 
もちろん、ネット上のトラブルなどの問題はありますが、現在、その傾向を強めつつある、入試情報の地域格差、経済格差に逆行していくような試みになっていると思うのです。
 
この10年で、本当に「頑張っても逆転しにくい状況」になってきたように感じます。
 
勉強法について、とても有益な情報交換がされているサイトを紹介します。
管理人の4人の方は、受験生のために学習方法を体系化して、さらに、掲示板でアドバイスをされています。掲示板にはたくさんの受験生が書き込んでいて、実際に役に立っているのがよく分かります。
 
僕は、このようなサイトを応援したいと思っています。
 
  「勉強法の部屋」 → http://bravo.m78.com/
 


2005年02月21日

理科総合Aの化学分野

理科総合Aの化学分野について説明します。
 
理科総合Aに含まれている化学分野は、次のようなものです。
(1)物質の構成
 ・混合物と純物質
 ・単体と化合物
 ・成分元素の検出(沈殿生成、炎色反応のうち限られたものだけ)
 ・原子と電子配置(周期表における大きさ、イオン化エネルギーの傾向などは扱わない)
 ・イオン(錯イオンなどは扱わない)
 ・化学結合(配位結合、水素結合は扱わない)
 ・分子と結晶(結晶格子は扱わない)
(2)物質の変化
 ・化学反応式(モル数を用いない)
 ・発熱反応と吸熱反応(熱化学方程式は扱わない)
 ・中和反応(pHの定義なし)
 ・酸化還元反応(酸化数は扱わない)
(3)物質の利用
 ・鉱物(金属、セラミックス)
 ・石油から作られるもの(プラスチック)
 ・生物の作る物質(タンパク質、糖、脂肪、繊維、抗生物質など)
 
これは、化学IまたはIBの前半を、深く突っ込まずに勉強するようなものになっています。計算問題もそれほど多くは無いものと予想しています。
 
化学が苦手な人にも、十分対応できるような難易度だと思います。


2005年02月19日

環境教育リングに加わりました。

環境教育リングに加わりました。
 
理科総合の視点から、環境問題について、これからも発言していきたいと思います。


2005年02月18日

理科総合の学習内容

今年、浪人する人にとっては、理科総合A・Bという科目はよく分からないと思いますので、その内容を説明します。
 
理科総合Aは、およそ、次のようなものです。
 ●物理分野:運動とエネルギー分野の基礎的な内容
 ●化学分野:物質の構成と、中和、酸化還元などの反応
 ●環境分野:資源とエネルギー問題が中心

理科総合Bは、およそ、次のようなものです。
 ●地学分野:惑星としての地球、地表と大気
 ●生物分野:進化、遺伝、生態系
 ●環境分野:温暖化や酸性雨など

総合理科と旧IA分野を合わせて、2つに割ったようなものだとイメージするとよいでしょう。

理科総合の過去問はありませんが、旧課程の総合理科と違い、しっかりとした教科書があるため、教科書の中から出題されると考えられ,総合理科よりも対策がしやすいかもしれません。センター対策の問題演習は、総合理科と旧IAの過去問から、関連する問題を拾って解くのがよいように思います。
 
受験科目として使えない大学もありますので、初めに調べておいたほうがよさそうです。
 パスナビ→http://passnavi.evidus.com/
の大学サーチから、志望大学のホームページの入試情報へ飛ぶことができます。



2006年 理科の時間割

2006年の理科の時間割は
(1) 物理I 地学I
(2) 化学I 理科総合A
(3) 生物I 理科総合B
となっています。物理と理科総合A、地学と理科総合Bは、内容に重複があるため、少ない時間で2科目分の対策をすることができます。
 
ただ、大学によっては、理科総合は受験科目として使えない場合もあるので、初めに確認しておくとよいでしょう。
 


2005年02月14日

環境問題

環境問題と理科総合の関係を考えるときに、このような例をイメージすると分かりやすいかもしれません。
 
今、みなさんが外部と完全に遮断された部屋で生活しているとしましょう。

外から入ってくるのは太陽光線だけです。

外から入ってくる太陽エネルギーだけを使って、部屋の中の物質を循環させなければ、生き延びることができません。

自分の頭で考えて、何とかしなければなりません。

「生物は習っていないから、分からない」なんて言っている場合ではありません。

すでに、少し息苦しいんですもの。

そんなときは、とりあえず、理科総合AとBの教科書を読むのです。

炭素の循環、窒素の循環、エネルギーの循環など、問題解決のために、最低限必要な知識が書いてあります。


炭素の循環を考えると、ベランダに植物を植えなければならないことが分かります。

窒素の循環を考えると、自分のウン〇を、その植物に与えなければならないことが分かります。

寒いからといって、木を燃やしてしまうと、あっという間に二酸化炭素濃度が高くなり、危険な状態になるからやめましょう。


一つ一つの行動の結果が、めぐりめぐってどうなるかを、考えなくてはなりません。

すべての現象が、お互いに影響しあうので、とても複雑なことになります。

その複雑な相互関係のなかの、ある部分を取り出して論じても意味がありません。

複雑な全体を、そのまま考えなくてはならないのです。

必要な知識は、理科全科目です。
 
それが、環境問題だと、僕は思います。





理科総合で学ぶ環境問題

何年か前から、僕は、環境問題の重大さをひしひしと感じています。

環境問題といっても、いろいろな問題があると思うのですが、僕が注目しているのは、

「閉じられた空間である地球で、人間は、どのように生きていくか」という問題です。

科学技術が発展したことで、人間が放出する物質やエネルギーの量は増加し、地球は相対的に小さくなってきました。

たとえるなら、完全密閉された狭い部屋の中で暮らしているようなものです。

「地球が無限に広い」ように感じられた時代は、廃棄物の濃度を薄めて、大気中などに
拡散させてしまうこともできたかもしれませんが、密閉された部屋の中では、そんなことをしたら大変です。

地球が小さくなったことで、ものはすべて「元のかたちにして、元のところに戻す」以外、生きていく道がないことがはっきりしてきたと思うのです。

言い換えれば、「循環型社会を作る」以外、方法が無いということです。

では、どのようにして、循環型社会を作ればよいのでしょうか。




この問題を、みなさんにも、一緒に考えてもらいたいのです。

そのために必要な知識が、「理科全科目の知識」なんです。

そして、それを得るために、ちょうどいいのが理科総合A・Bなんです。

というわけで、理科総合を学ぼう!



2005年02月13日

理科総合の学習法

現在、新学期に向けて理科総合Aのテキストを作成中です。
 
教科書を見て、「僕ならどんな問題を出題するか」というふうに考えながら作っています。
 
その場合、総合理科と物理IA、化学IA、生物IA、地学IAの過去問が参考になります。
 
理科総合と、新課程の物理I、化学I、生物I、地学Iとの間に、ある程度の差別化をしなければならない以上、理科総合は、旧IA的な問題が出題されるのではないかと思います。
 
実際、IAの過去問を見ると、そのまま使えそうな、手頃な問題がたくさん出題されています。
 
ですから、理科総合のセンター対策をする場合には、総合理科とIA科目の中から、理科総合の範囲に合った問題を選んで解いていけばよいと思います。


理科総合のメルマガ

近日中に、理科総合の入試情報や学習法、例題と解説などを配信する無料メールマガジンを創刊しようと思っています。
 
対象は、もちろん、2006年のセンター試験で理科総合を選択しようと思っている受験生です。
 
タイトルは、
 
  「理科総合でセンター突破!予備校講師の実況講義」
 
とするつもりです。プロフィールのところにも書いたように、僕は、
 
  「理科全部やる!」
 
ことを重要視しています。メルマガでは、物理、化学、環境が中心のAと、生物、地学、環境が中心のBを、1週おきに交互に扱おうと思っています。
 
創刊が近づきましたら、また、ブログでお知らせしますね。


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