はじめに
2006年07月25日
これまでの活動歴
2005年
3月 メールマガジン「理科総合でセンター突破!予備校講師がおくる必勝法」創刊
4月 無料レポート「理科総合でセンター突破!3つの必勝法」の配布
春期講習(予備校) センター理科総合A/B
5月 無料レポート「理科総合でセンター突破!3つの合格戦略」配布
6月 東京書籍からの依頼で、理科総合A/Bの分析を執筆
7月 夏期講習(予備校) センター理科総合A/B
10月 理科総合ネット模試実施 (700名以上が参加)
啓林館からの依頼で理科総合の分析レポート執筆
11月 無料レポート「理科総合でセンター突破!30日でできる対策法」
12月 冬期講習(予備校) センター理科総合A/B
PCレターによるWeb講座・冬期講習実施
県立高校で「理科総合A」の集中講座を実施
2006年度
1月 啓林館からの依頼で理科総合の分析レポート執筆
PCレターによる「センター試験 理科総合A」の無料解説講義
2月 県立高校で「理科総合A/B受験のための講演会」
3月 無料レポート「理科総合A/B受験のための必勝マニュアル」配布
4月 理科総合ガイダンス(予備校)実施
7月 夏期 理科総合A/B特別ガイダンス(予備校)実施
2006年06月22日
自己紹介
中学、高校と、東京で公立の学校に通い、1年浪人して、早稲田大学理工学部
応用物理学科に入学しました。
その後、早稲田大学の大学院に進み、博士課程3年の終わりに中退しました。
専門は、物性物理、複雑系の物理、理論生物学、生物物理などです。
大学院を中退後、予備校講師になりました。
現在、大・中・小規模の3つの予備校で、物理を中心に、化学、数学、理科総合を
教えています。
大規模な予備校(河合塾系)では、物理だけを教えています。この規模の予備校では、
講師数も多いため、完全分業制になるからです。ここでの仕事は、講義と、模試
の作成です。
高校生や高卒生の東大クラスからセンターレベルのクラスまでを担当しています。
また、模試の作成もしています。5年間、全国模試の問題を作ってきた経験から、
出題者と同じ視点で入試問題を見ることができるようになりました。その結果、入試
予想の精度も上がり、2004年度の物理の入試予想では、31校について予想し、
5割1分7厘の率で的中させました。
中規模な予備校では、物理、数学、理科総合を教えています。ここは、講師数が
それほど多くないため、いくつかの科目を兼任します。
物理の講師は僕だけです。物理を選択している受験生は、全て僕の授業を受ける
ことになります。テキストも、僕が作成したオリジナルです。
逃げ場はありません。(^^;
また、年度によっては、数学を担当することもあります。(大学院時代に、高校で
数学講師の仕事をしていたため、数学を教えた経験も 10年以上あります。)
2004年には、総合理科の授業を担当し、高校への出張授業もしました。2005年は、
引き続き理科総合A・Bの授業を担当します。
生徒の志望大学は、東大・京大からはじまり、全てのレベルの大学に分布してい
ます。センター試験だけ必要な人もいます。それを、一人で全部引き受けるのは、
大変なことです。
僕は、この予備校で8年間、物理を一人で教えてきました。カリキュラムもテキスト
もすべて自分で作り、試行錯誤をしながら、実績をあげてきました。現在では
、各レベルの受験生が、効果的に成績を上げられるカリキュラムが出来上がって
います。理科総合のテキストとカリキュラムも、僕一人で作りました。ここでの悪戦
苦闘が、今の僕の土台になっています。
小規模な予備校では、理科系の講師が少ないので、理系の科目を全て教えています。
2004年は、物理、数学、化学、総合理科の授業に加え、生物の質問に答えたり、医
療看護系の小論文の指導をしたりしました。ここのテキストも、全て自分で作っています。
ここでは、上の2つでは味わえない、とても貴重な経験をさせてもらっています。
それは、目の前で「分からない!」と言っている生徒に向かって、物理講師としてでも、
数学講師としてでもなく、「田原真人」が知っている知識をフル活用して教えるという経験です。
答えられない質問には、「うーん。分かんないなあ」と言いながら、一緒に調べます。
そんなときには、自分には、こんなに分からないことがあって、自分は、彼らのほんの
少し前を歩いているだけなのだという気持ちになります。
教壇からマイクを使って一方的に話していると、肥大してしまいがちな自己イメージを、
等身大に戻すことができる、こんな瞬間を、僕は、大事にしています。
予備校講師になって以来、他にもいくつかの予備校にお世話になりましたが、この3つは、
2005年に至るまで5年以上続けています。
ここまで見ていただいたように、僕は、出講している予備校の規模もいろいろだし、教えて
いる教科も5つもあります。
特に、予備校の講師で3科目以上を教えている人を、僕はあまり聞いたことがありません。
これは、自分で選んでそうしています。
その理由は、次のようなものです。
僕は、大学院時代に「複雑系の物理」というものに関わっていました。これは、単純な
因果関係に分けられないものを、複雑なまま理解しようとするものです。
その中で、強く感じてきたのは、
「サイエンスを物理、化学、生物、地学などと分けてはいけない。全部学んで、初めて
分かることがある!」
ということなんです。ですから、理系全科目を教えています。
「理科を全部学んで、初めて分かること」の代表例は、環境問題です。環境問題の
ような、多くのものが複雑に絡み合っている問題は、その一部分を取り出して論じても
理解できないのです。全体を大まかにつかむことのほうが、はるかに大切です。
大学受験の物理は、現象を簡単な因果関係にまで分解できるようなものしか扱いません。
でも、実際には、そのように分割できないものがたくさんあります。
複雑系が対象としているような現象です。
この数年間、このような現象(複雑系)について、もっと、何か行動を起こしたいと思いつづけてきました。今回の教育課程の変更で、新しく加わった理科総合は、そんな僕にはピッタリでした。
理科総合って何?という人は、↓こちらをご覧下さい。
http://rikasougou.com/kankyo.html
理科総合A・Bの両方を学ぶと、一通りの理科全科目の知識を身につけられます。理科を総合的に学んで、科学の全体像をつかむことができると、、環境問題などを考える基礎が固まります。
ただし、問題もあります。
理科総合を受験科目にする大学が限られていること
理科総合を教える教師が足りないこと
理科総合を教える体制を高校がとっていないこと
という3つの理由から、理想だけが空回りして、理科総合が盛り上がらないような気がするのです。(というより、このままでは、絶対、そうなりそうな気がする。)
そこで、理科総合の情報を発信することにしました。
僕には理科全科目を教えてきた5年間の蓄積があります。理科総合AとBの両方を一人で教えることができます。そして、大学院で複雑系を専門として学んできた経験があります。
以上が、僕が取り組んでいることです。
これからも、よろしくお願いいたします。
2005年11月10日
理科総合への思い
こんにちは、予備校講師の田原です。
今回は、僕が理科総合について抱いている思いを書きますね。
僕は、かつて、大学院で物理学を専攻し、「自己組織化現象」というものを研究していました。
物理法則にしたがって、組織や秩序が生まれてくる現象のことを、自己組織化現象という
のですが、その中で、もっとも見事に自己組織化されるのが生物なんです。
ということで、最終的に、「複雑系の物理」の研究室に所属し、「理論生物学」を研究していま
した。
具体的には、細胞性粘菌という生物の形態形成の仕組みを研究していました。
この生物は、ライフサイクルの中で単細胞アメーバのときと、多細胞体(ナメクジみたいなやつ)
のときの両方の状態をとり、また、バクテリアを食べるときは動物細胞的であり、子実体を作って
胞子を飛ばすときは植物細胞的であり、とにかく、分類の三重点にいる生物なんです。
この生物をテーマに、生き物が一般的に自己というものをどのようにして作り上げていくのかを、
物理の立場から理解したいと思っていました。
ところが、高校で物理と化学を選択したため、生物に対する知識は、中学理科第2分野で
止まっているのです。
そこからスタートして、独学で生物を勉強して、論文を読めるようになるまでには、かなりの
時間と労力がかかりました。
論文を読むようになると、日本と外国との教育事情の違いが目に付くようになりました。
「理科系=物理と化学選択」というのは、日本の入試制度からきた特殊事情で、外国では、
必ずしもそうではありません。
例えば、アメリカには、Mathematical Biology という分野があって、これは、数学科に属し
ています。ここでは、コンピューターシュミレーションを駆使して、生物を研究しています。
本来、自然を理解するときに、物理、化学、生物、地学などと分けてしまうのはおかしいの
です。多面的に捉えたほうが正しく理解できるはずです。
理科系学生のほとんどが、生物を知らないという状況は、かなり歪んでいると思います。
このゆがみは、生物に関する諸問題(鳥インフルエンザ、環境ホルモンなど)が、社会に
与える影響が大きくなるにつれて、深刻化するような気がします。
もう少し、ベースになる知識を広く持っているほうがよいのではないかというのが、僕の
実感です。
理科総合についての活動は、僕が考える方向へ少しでも進んでほしいという気持ちで
行っています。
▽:理科総合ネット模試 詳しくはこちら
http://rikasougou.com/rikamoshi.html









